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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

安達祐実、広末涼子、高岡早紀… 再ブレークした40代女優たちの共通項と「次の一手」

公開日: 更新日:

 テレビでの放送開始から半世紀余りの時空を超えて映画館に蘇った「シン・ウルトラマン」が、「シン・ゴジラ」を超える大ヒットとなっている。

 ブーム再来の予感も漂うが、「再ブーム」「再ブレーク」は芸能界特有の現象でもある。

 放送中のドラマ「悪女(わる)」(日本テレビ系)も30年前に放送されたリメーク。時代設定を変え、主演も石田ひかりから今田美桜に代わったが、昔の作品を蘇らせて再ブームをつくる。歌の世界なら往年のヒット曲を別な歌手に歌わせて、新たなヒットを生む。

 個人でも「再ブーム」はめずらしくない。古くは俳優の水谷豊、歌手の美川憲一がつとに知られるが、近年の代表格はタレントの有吉弘行ヒロミのご両人。とりわけヒロミの復活は語り草になるほどだ。

 1980年代に3人組コントグループ「B21スペシャル」のメンバーとしてデビュー。西のダウンタウンと並ぶ東の人気者になったが、次第に芸能界をフェードアウト。理由はさまざま言われていたが、ヒロミは実業家に転身し、加圧式のトレーニングジム経営に専念。テレビから姿を消したが、経営が苦しかったともいわれ、2000年代に入ると10年ぶりにテレビで復活した。

マツコ・デラックス梅沢富美男らを中心とした“毒舌ブーム”の中で復活したのがヒロミ。どんなテーマでも毒舌で返せる話には説得力もあった。若い頃は生意気さが前面に出ていたが、家庭を持ち、夫の顔、父親の顔を見せ、バランス感覚が身に付いたのも好感度アップにつながった」(テレビ関係者)

共通項は「ママ」と「自然体」

 復活には時期、自力・他力も含めたさまざまな要素が重なり再ブレークとなる。「運」の要素もあるが、これまでを見ると大半は男性。女性はほとんどいない。

「女性は結婚や出産などで一時的に芸能活動を自重。戻ってきたときは“主婦”“ママ”の新たな肩書が付いて、別な形で再活動する。若い頃のブームを再びというより、形を変えて再ブレークなら可能性はある」

 実際、再び注目度を上げている女優も少なくない。

 安達祐実(40)は、名子役と言われたが大人になっても「家なき子」のイメージが定着。一時期は女優として伸び悩んだ。結婚・出産・離婚・再婚とスキャンダルも経験。最近は子役の後輩、芦田愛菜とのコンビでウーバーイーツのCMやインスタで発信する美少年のようなファッションが「おちゃめでかわいい」と若者を胸キュンさせている。

 広末涼子(41)は、モデルデビューをきっかけに高校生からアイドル女優として一大ブームをつくったが、突然のプッツン行動で世間を騒がせた。私生活でもデキ婚、離婚、再婚とスキャンダルを提供した。

 しかし、いまや3人の子供を育てるママとして5月には「ベストマザー賞」を受賞した。最近はトーク番組にも積極的に出演。明るくはじけた様子は「若い頃のちょっとお高い雰囲気が消え、いい感じに年を重ねている」と世間の見る目も変わってきた。

あの高岡早紀は「美し過ぎるママ」で若者に人気

 高岡早紀(49)は、美魔女女優の代表的な存在。私生活でも離婚トラブルなどスキャンダルには事欠かなかった。最近は私生活も落ち着き、インスタを発信。ファッション・買い物など日頃の何げない生活ぶりでも「美し過ぎるママ」と若者たちの心をつかんだ。

「若い頃はつくられたキャラを見せる一面もあるが、年を重ね生活も落ち着き、自分の本来持っているキャラをインスタなどで自然に見せられるようになった」という見方もできる。

 再ブームの土台はできた。後は3人がどう構築していくか、注目して見るのも一興か。

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