女優・真琴つばささんが夢語る 宝塚OGだけが住む「やすらがない郷」を設立したい

公開日: 更新日:

真琴つばささん(女優)

 宝塚歌劇団のトップスターだった真琴つばささんは女優やバラエティーで活躍中。死ぬまでにやりたいこれだけの夢を尋ねたら、元俳優や芸能関係者が住む高齢者ホームを描いたドラマ「やすらぎの郷」のような、宝塚のOGだけが住むホーム「やすらがない郷」を設立したい!?

 ◇  ◇  ◇

 私の「死ぬまでにやりたいこと」は宝塚のOGだけのホーム「やすらがない郷」ができたらいいという夢なんです。

 ドラマの「やすらぎの郷」(テレビ朝日系、2017年/脚本・倉本聰)を見た時に宝塚出身の女優さんも出てらしたので、ふと思いつきました。

「ホームの住人が全員宝塚のOGだったらどうなんだろう?」と。

広大な敷地に3棟造る

 大きな理想を言いますと、広大な敷地に3棟造るんです。本館にはまだ元気で自立できているOGが入居する棟、別館にはベッド生活が長くなった方たちの棟、もう1つはステージのあるイベント館で、そこだけは部外者が立ち入れる棟。

 本館は4階建てで、上級生からいい部屋に住める(笑)。みなさんが集う広いリビングルームはもちろんのこと、シアタールームを造り、入居者のOGたちが昔の宝塚の映像も見られたりするんです。具体的にそこまでイメージしています。

 イベント館はメインとしてコンサートのできるステージと客席があって好きな時に使える。花柄やスパンコールのついた杖をステッキ代わりにしたり、車いすに羽根飾りをつけたりして、年齢を重ねたからこそ出る味も見せられて、「年をとってもいいじゃん!」と感じてもらえるのが理想です。

 そして、ここを月に1回とかでファンの方も出入りできる唯一の建物にして、ステージを見るだけでなく、OGとファンの方が交流を持てる場もできたらと。

 たぶん応援してくださる方もご高齢な方が多いでしょうから、バリアフリーも考えなきゃですね。

 実は宝塚が100周年の時に「100人のOGを集めて公演ができたらステキだなあ」と考えていて、インタビューなどでしゃべってはいました。みなさん面白そうと言ってくださいましたが、実現はしませんでしたね。

 なので、勝手に次の節目の150年の時に150人のOGを集めての公演という夢を抱いていました。それを、この「やすらがない郷」でやるというのもいいですね。

 でも、それまでに私自身生きていられるのか? と(笑)。人生100年時代だとしたら、出演できるかも。

100歳で100人のステージが夢

 100歳で100人のステージという夢もあるので、理想は高く。これは100歳の人が100人です。その年で浴びるライトってどんな感じなのかワクワクします。セリ上がりも使えたら最高ですよね。歩かないでそのままステージに立てる。

 私たちOGにとって宝塚時代の経験は細胞に叩き込まれたものでもあるんです。ステージがうまくできるかはわかりませんけど、ファンの方の前でやれば、宝塚の舞台に立っていた頃の細胞が蘇ると思います。この世の中から旅立つまでに叩き込まれた細胞をいい感じで活性化させたい。その体感って宝物でもあると思うんです。なので、それが「やすらがない郷」があればいいなと思う理由でもあります。

 それともう1つの理由としては意外と独り身のOGが多いんじゃないかと。

 女性だけだといろいろ要望も出て「私、あの人と暮らすのはイヤだ~」ということもあるかもしれないけど、年を重ねたからこそ生まれる人間関係もあるのではないかと思います。

■寂しくなったら女子会で盛り上がる

 私自身、独り身なので入所して、寂しくなったら女子会をして、懐かしい話で盛り上がったり、これからのステージのことを話したり、時には人間関係で悩んだり。

 同じ体験をした仲間と過ごす人生最後の場所がドラマの「やすらぎの郷」のような、あんな広い土地であんなホームだったらステキだなあと思いました。

 ただ館長さんやスタッフのみなさんは私たちをまとめるのが大変ですよね。夢の実現までは、かなりハードルが高そうですが、夢を描くことは自由なので、さらに夢を膨らませていく予定です。

■世界遺産巡りも堪能してみたい

 それと、実現できそうな夢としては世界遺産巡りや国内のいろんな場所をゆっくりと巡りたいと思っています。

 世界遺産巡りは今までは興味がなかったのですが、数年前から歴史をじっくり堪能してみたいと思うようになりました。モンサンミッシェルやサグラダ・ファミリア、ウユニ塩湖を自分の目で見てみたいです。それで足腰鍛えて人生100年時代、「やすらがない郷」での夢のステージを目指していきます。

(聞き手=松野大介)

▽真琴つばさ(まこと・つばさ) 東京都出身。元宝塚歌劇団月組男役トップスター。退団後は歌手として12枚のソロCDのリリースをはじめコンサートの他、女優として舞台、TV、ラジオと多方面に幅広く活躍。2022年7月9、10日に16人という大編成のビッグバンドをフィーチャーして世に贈る最高にゴージャスなコンサートを控えている。コンサートで披露した楽曲を新たに収録したCDを、11月23日に発売予定。8月27日から宝塚OGキャストが送る、舞台「8人の女たち」に出演。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈47〉気仙沼ちゃんは民宿4軒経営の大女将に 説教してテレビで夫を募集させた甲斐があった

  2. 2

    阿部慎之助にした「今ならパワハラで即クビ」の指導&落合博満から学んだ仰天トレーニング

  3. 3

    モグライダーともしげが埼玉の中高一貫ミッションスクール聖望学園で打ち込んだアメフト《26年夏番外編》

  4. 4

    千葉秋季大会開幕も専大松戸が「来春センバツを狙う」と宣言できない切実なチーム事情

  5. 5

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  1. 6

    広島4番栗原に敵将・落合監督は「四球でいい」と助言を…

  2. 7

    timelesz猪俣周杜「傷害容疑で逮捕」に“ダブルでガッカリ“…ファンの計り知れない失望

  3. 8

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  4. 9

    萩本欽一〈45〉斉藤清六を全国区にした誰も知らない裏話 “弟子入りNG”から評価を一転させたんです

  5. 10

    4度結婚した宇野千代の“不倫”をNHK朝ドラ「ブラッサム」はどう描く?「カーネーション」は真正面から