ピン芸人・永野さん「日本を代表する『気持ち悪い笑いの映画』を作りたい」

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永野さん(ピン芸人)

 芸能人にファンが多いカルトな芸風が人気の永野さん。酒席での会話から俳優の斎藤工映画を作ることになり、今は自分で画策中。死ぬまでの目標は自らの脚本、監督で気持ち悪い笑いの映画を作り、各国の映画祭へ殴り込むこと!?

 ◇  ◇  ◇

 斎藤工くんは僕のネタを面白いと言ってくれて芸人として売れるきっかけをつくってくれた一人なんです。斎藤工くんは映画が大好きで、監督した「バランサー」(2014年)と「blank13」(18年)に僕を出演させてくれて、お話しする機会が多くなっていったんですよ。

 気も合うので、ある日話しているうちに「こんな映画撮ろう!」と酔っぱらった僕が冗談でバカなアイデアを話していたんですよ。

 そしたら翌日、斎藤工くんからラインで「永野さん、昨日言っていた映画、どうしますか」と。僕は忘れていて「何のことだ?」と(笑)。

 それから1年後に僕の脚本で2人が企画・プロデュース・出演した「MANRIKI」(清水康彦監督/万力による小顔矯正施術がテーマ)が完成しました。

 映画作りの期間、「映画ってこんなに大変なんだ」と思いました。僕はいつもやってるキモいネタを映画にした感じでしたけど、斎藤工くんが気に入ってくれて「世界の映画祭に出しましょう」と。彼が頑張ってくれたおかげもあり、韓国(プチョン国際ファンタスティック映画祭)とフランス(パリ国際ファンタスティック映画祭)に出席したんです。

 マニアックなものが好きな人たちの映画祭ですけど、韓国ではすごく盛り上がったんですよ。でも、パリでは反応が悪かった。上映中スベッてるから、地獄の90分(笑)。ウケなかったのはショックでした。

 もっとショックだったのは、アメリカで映画祭に出した時、関係者から直接「もっと振り切れてほしい」と言われて! 僕は芸人の中では「振り切れてる」と言われるタイプだったのに。

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