仮面ライダー女優・浅倉唯も被害に…女性タレントを襲うストーカーの最新手口

公開日: 更新日:

黒目に映り込んだ風景から住所を特定

 この騒動、双方の主張は食い違い、詳細は不明のままだが、浅倉が恐怖を感じていることは間違いない。アイドル雑誌編集者はこう話す。

「浅倉さんのケースの真相は分かりませんが、SNSと芸能活動が切っても切れない今どきのタレント、特に若い女優やアイドルにとって、ストーカー対策は不可欠です。大手の事務所だと、インスタやツイッターに写真を上げるときは、位置情報を切ってアップしろだとか、SNS研修をやっています。また、借り上げたマンションに何人か一緒に住まわせるとか、ファンからのプレゼントは盗聴器が仕掛けられてないかマネジャーがチェックしてから本人の元に渡すなど、徹底しています。あと大人数のアイドルはロケバスを借り切って送迎をしています」

 人気タレントは事務所が対策を講じる一方で、一番、ストーカー被害に遭いやすいのは、対策にコストがかけられず、ファンとの距離も近い小さなグループアイドルや地下アイドルだという。

「2018年、NGT48山口真帆が自宅前で男性に暴行を受けるという騒動がありましたが、アイドルの個人情報を収集して横流ししているグループがいるんです。SNSにアップされた写真の背景や、黒目に映り込んでいる景色をグーグルマップで検索したり、他のメンバーから裏アカを聞き出して、個人情報を収集し、住所を特定し、それを売買していたりする。マンションの大家さんを抱き込んで、自宅に侵入された地下アイドルもいます」(前出のアイドル雑誌編集者)

 熱心なファンが一線を越え、ストーカーに豹変する事例は後を絶たない。

 何か起きてからでは遅すぎるが、対策には限界があるのも確かだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ