安倍氏銃撃事件がモデルの映画「REVOLUTION+1」は大盛況! チケット売り切れ&立ち見続出

公開日: 更新日:

「批判は見てから言え」

 作品は賛否両論あり、鹿児島市のガーデンズシネマは「テロを礼賛するのか」といった抗議を受け、上映を中止に。芸能界からも歌手の世良公則(66)らが映画を批判しているが、こちらは「自分も表現者であるにもかかわらず、見てないものを批判するということも含めて、ある種の踏み絵になっていると思う。見てから言え」(企画・共同脚本の井上淳一氏)と突っぱねた。

 名古屋の劇場にも抗議があったが、「私は国葬に反対なので上映します」と支配人が答えると電話は切られたというケースもあるそうだ。

 TVでも、NHKやほとんどの民放が特番を組む一方、テレ東は通常通り「午後のロードショー」を流し、独自路線を称える声も。

 事件後、国葬の是非のみならず、自民党と旧統一教会との癒着、東京五輪での汚職と「まるで瓶のふたが抜けたかのよう」(社会学者の宮台真司氏)にウミが出てきて、とどまるところを知らない。国葬も主要7カ国(G7)からの首脳参加はゼロ。

「やった方が良かった。今の日本がどれだけしょぼいか、世界から相手にされていないか皆が分かる。まさに落日。国辱ものの恥さらし」との声も反対派から上がった。

 銃撃事件と国葬、その後の動向から、日本がまた節目、歴史の転換期を迎えているのではないか。事件は「機能としたら、世直し」との指摘も。いずれにしても、本当の総括はこれから。「批判は見てから言え」である。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」