著者のコラム一覧
芋澤貞雄芸能ジャーナリスト

1956年、北海道生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルスでテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌を中心に30年以上にわたり芸能・スポーツを中心に取材活動を続ける。代表的なスクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在は、星野源、ディーン・フジオカから羽生結弦、浅田真央まで幅広く取材活動を続ける。日刊ゲンダイDIGITALや現代ビジネスなどで執筆中。ツイッター現代デジタル芸能界一の嫌われ記者 芋澤がぶっちゃける極秘情報

菅田将暉&小松菜奈夫妻も…“コンビニ感覚”で海外移住を目指す芸能人が増えたワケ

公開日: 更新日:

「週刊女性」と「女性自身」が、菅田将暉(29)・小松菜奈(26)夫婦の“ロンドン新婚旅行”を報じた。これによってファンがざわついているのは、両誌とも夫婦の“海外移住”を示唆したためだ。

 筆者も菅田夫婦の周辺を取材してみて、“海外移住”に対する意識が、若者たちの間で非常に現実的で軽快なものとして受け止められていると感じる。ひと昔前なら、役者が日本での生活や仕事を捨てハリウッドに挑戦することは一世一代の大仕事というイメージだったように思うが、最近の若い役者たちの間では「ちょっとロスまでオーディションを受けに行ってくるわ……」と、まるで近くのコンビニに買い物に行くような感覚で捉えられているようなのだ。

■海外出演のハードルが確実に下がっている

 配信ものが増えた時代背景もあるだろうが、 “次は海外”というフレーズが何の躊躇もなく軽く飛び出すのには、「海外の作品への出演のハードルが確実に低くなっている」という現状があるのだろう。

 ハリウッド在住のコーディネーターに話を聞けば、「『パラサイト 半地下の家族』『ミナリ』『ドライブ・マイ・カー』やドラマ『TOKYO VICE』の成功で、日本人……アジア人の需要は今後更に増えていく傾向にある」と答えてくれた。

 ハリウッドにあるキャスティング・オフィスにはここ数年、「日本の時代劇を絡めた歴史ドラマを撮りたい。若い『サムライ』を体現した役者が欲しい」とか、「ギャングものの企画を準備しているが『ヤクザ』を演じられる役者のキャスティングを希望する」といったオファーが数多く舞い込んでいるという。

 国境を超えた労働環境の変化が日本の役者たちを海外へ向かわせていると言えるわけだが、筆者が感じるもうひとつの特徴は、日本人役者の“私生活重視”の傾向だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    朝ドラ「あんぱん」豪ちゃん“復活説”の根拠 視聴者の熱烈コールと過去の人気キャラ甦り実例

  3. 3

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  4. 4

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  5. 5

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  1. 6

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  2. 7

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 8

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波