「市川団十郎」襲名披露興行が大苦戦…チケット売り上げ不調報道の背景にあるもの

公開日: 更新日:

 市川海老蔵改め団十郎(44)がようやく始動である。先月31日と11月1日には「13代目市川団十郎白猿襲名披露記念 歌舞伎座特別公演」が開催され、ようやく2年越しの興行が始まる。ところが、7日から開演のチケットの売れ行きが芳しくないと発売中の「女性自身」が報じている。

 同誌によると、旅行代理店が扱う「襲名披露観劇ツアー」が大苦戦。空席はあってはならぬと演劇関係者に招待券が出回り始めているというのだ。売れ行きが振るわない理由は、口上で共演する重鎮がいないこと、松竹・ひいき筋らの下支えが弱まっていること、海老蔵自身の人気が挙げられる。以前から大御所たちの共演拒否は報じられてきたが、11、12月の歌舞伎座公演2カ月を通して出演するのは松本白鸚(80)のみ。尾上菊五郎(80)は11月のみで、ほかにも限定出演が続々。坂東玉三郎(72)は11月後半の7日だけ口上に出演。それも後から決定したのか自身のホームページに11月の口上出演は歌舞伎座公演にもかかわらず記載がない(10月31日現在)。

 海老蔵時代から若年層ファン向けにファンクラブを開設したり、ブログは殿堂入りとSNSにたけていた団十郎だが、芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」