73歳で逝った佐川一政さんから届いた「佐川君からの年賀状」には「助けてください!」と

公開日: 更新日:

 運ばれてきた肉団子を食べる姿を見て、動揺を抑えられず、間を持てなかったのか、とっさに思いついたのが小説を書いてもらうことだった。

 佐川さんは小説の依頼を快諾してくれたのだが、この日のことは強烈な記憶として残った。

 何日かして佐川さんは数回分の原稿をFAXで送ってくれたのだが、内容は事件を彷彿とさせるものだった。小説を担当しているデスクに伝えるとやはり渋い顔をしている。なので、佐川さんには「この内容ではウチで連載するのは無理かも」と電話で伝えるしかなかった。

 その後、来社もあったり何度か会社に電話があったりしたが、やはり無理という判断で結局、小説は掲載できなかった。申し訳ないが、ボツになった。

 そしてその翌年の正月のこと。佐川さんから年賀状が届いた。「佐川君からの手紙」ならぬ「佐川君からの年賀状」である。そこには新年の挨拶とともに一筆添えてあった。

「助けてください!」

 暮らしに困っていたのだろうか。佐川さんは実際に会ってみると、猟奇的な事件を起こしたとは思えないほど温厚な人で、その胸中を察するしかなかった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  2. 2

    巨人はCSファーストSで敗退濃厚…今季DeNAと13勝12敗“ほぼ互角”に潜む落とし穴

  3. 3

    “引退説”の巨人・坂本勇人は来季も現役続行か…「特に二塁打記録更新には強い意欲」の証言

  4. 4

    簗農相「予算カット」恫喝発言が飛び火! 信じられない国交省調査で井林大臣は“火ダルマ”必至

  5. 5

    阪神が佐藤輝明のメジャー流出に備え“金満補強”か…吉田正尚、元MVPゴールドシュミットら浮上

  1. 6

    久保建英は所属クラブでの評価いまひとつ…人気俳優・福原遥との電撃婚でひと皮むけるのか

  2. 7

    『トゥ・オブ・アス』冷め切った関係で美しくハモる二度と共に歌えない2人の業

  3. 8

    壇蜜フルヌード「手取り33万円」の衝撃…芸能界“安すぎ”ギャラの相場と現在値

  4. 9

    (1)内閣改造をめぐる暗闘、そして保身…玉虫色の決着

  5. 10

    巨人2年連続V逸で再び始まる“見境なしの大補強”…床田、坂倉、吉田正尚に小園海斗まで照準

おすすめ求人情報

在宅訪問での介護業務/初任者研修以上/介護職
千葉県茂原市押日の在宅訪問 千葉県 茂原市 正社員
月給23万9,000円~24万7,000円
在宅/高収入/副業/スマホサイト制作のテレアポインター
株式会社wovie 大阪府 大阪市 業務委託
時給1,500円~1,800円
「完全在宅」通話なし・文字で鑑定/チャット占い師
株式会社タロットアーツ 北海道 札幌市 業務委託
時給1,800円~5,400円
技術職/年間休日120日/資格取得支援あり/在宅可/研修充実
サンシード株式会社 京都府 精華町 正社員
月給22万5,000円
Sponsored by 求人ボックス