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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

批判も論評もない「紅白歌合戦」の哀れ…次に話題なるのは“打ち切り”のニュースか

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 正月気分もすっかり抜けて、もはや通常モードの世の中だが、いつもならこの頃に、大晦日に放送されたNHK紅白歌合戦のことが話題となり、「やれ時代遅れだ」「やれそろそろ終了か」といった声や報道が見られるのだが、今年はあまり耳にしない気がする。2021年の紅白は平均視聴率が34.3%(第2部)と史上最低を記録して大きなニュースになったが、今回は35.3%と微妙な数字。1ポイント挽回したとはいえ、2年連続で40%台を割って過去2番目に低い数字となったのだが、下から2番目では“インパクト”がない。強い記事を打ちにくいというわけだ。

 また、歌手別の瞬間最高視聴率は、1位が福山雅治の「桜坂」で39.5%。2位がMISIAの「希望のうた」となったが、大トリは例年なら高い視聴率を記録するものなのに、30%台というのは衝撃的だ。

 今回、NHKの制作サイドは、出場歌手の顔ぶれや曲目など各方面に配慮して苦労した様子がうかがえた。韓国勢が多すぎるとも言われたが、K-POPのファンは逃すまいとしたようだし、ジャニーズ系もちりばめて若年層にアピールした。工藤静香篠原涼子は中年に差し掛かった世代になつかしさで見てもらおうという狙いだろう。

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