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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

「好き」という情熱を原動力に ぼる塾・田辺は自らの道を切り開く

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「チョコレートを食べているときには田辺智加ではなくなる」
(田辺智加/テレビ朝日系「爆問×伯山の刺さルール!」3月21日放送)

  ◇  ◇  ◇

 いまや「芸能界のスイーツ女王」などと呼ばれる、ぼる塾の田辺智加(39)。今年のバレンタインデーに彼女は、自分用に15万円も使ったほどのチョコレート好き。以前もバレンタインは「私の中では愛の告白というよりは、ショコラティエさんの人生をいただくもの」(テレビ朝日系「イワクラ吉住の番組」2023年3月7日)と、ショコラティエにリスペクトを示していた。

 そんな彼女が摩訶不思議な“現象”を語った言葉を今週は取り上げたい。ドラマ「失恋ショコラティエ」(フジテレビ系)で、チョコを食べる石原さとみの姿が好きだった田辺は「私もチョコレート食べたらなれるんだと思いながら食べてたら(石原さとみに)なれました」と言うのだ。

 スイーツに限らず、田辺は「好き」という気持ちを原動力に生きてきた。元々、何かを得意でも好きでもない平凡な学生だった彼女は16歳の頃、亀梨和也と“出会った”。野球大会でのお辞儀の美しさがきっかけで好きになったという彼女は「その人に出会って田辺智加ができた」「そこから人生が輝き出した」(テレビ朝日系「爆問×伯山の刺さルール!」23年3月21日)と語る。

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