天竜源一郎さんの「いつも奥さんと子供のヒーローでありたい」という話は忘れられない

公開日: 更新日:

 で、対談場所にうちの事務所のスタッフたちが来ちゃうの、天龍さんに会いたくて。普段、現場に来ないスタッフまで来ちゃうんだから(笑)。そりゃ、コーフンするわよね、本物見たら。

 でね、とにかく優しいの。天龍さんが、いつも奥さんと子供のヒーローでありたいって言ってた話は特に記憶に残っています。

 リング上で試合をしているときは集中しているので、あまり余計なことは考えないって。リングに上がって思うことは「ああ、客が入っているな」とかそんなことくらい。アタシたちも同じかもね。ステージ袖から客席見て「ああ、満席だわ」って(笑)。

 で、ゴングが鳴ると同時に、もうわからなくなっちゃう。試合が終わるまで無我夢中で爆発しているから、終わっても30分くらいはイライラして椅子をぶん投げたり、若手に暴言を吐いたり、たまに張り倒したりして、とにかく、すごいんだって。すぐには気持ちが治まらないって言ってましたね。

 自分がイメージしていた試合にならなかったり、技がうまくいかなかったりしたときは機嫌が悪い。こういうのってアタシたちにもあるじゃない。ステージがうまくいかなかったときと同じよね。でも、アタシは暴言を吐いたり椅子をぶん投げたりはしないからご安心を(笑)。

(構成・藤井優)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」