天竜源一郎さんの「いつも奥さんと子供のヒーローでありたい」という話は忘れられない
                        
 で、対談場所にうちの事務所のスタッフたちが来ちゃうの、天龍さんに会いたくて。普段、現場に来ないスタッフまで来ちゃうんだから(笑)。そりゃ、コーフンするわよね、本物見たら。
 でね、とにかく優しいの。天龍さんが、いつも奥さんと子供のヒーローでありたいって言ってた話は特に記憶に残っています。
 リング上で試合をしているときは集中しているので、あまり余計なことは考えないって。リングに上がって思うことは「ああ、客が入っているな」とかそんなことくらい。アタシたちも同じかもね。ステージ袖から客席見て「ああ、満席だわ」って(笑)。
 で、ゴングが鳴ると同時に、もうわからなくなっちゃう。試合が終わるまで無我夢中で爆発しているから、終わっても30分くらいはイライラして椅子をぶん投げたり、若手に暴言を吐いたり、たまに張り倒したりして、とにかく、すごいんだって。すぐには気持ちが治まらないって言ってましたね。
 自分がイメージしていた試合にならなかったり、技がうまくいかなかったりしたときは機嫌が悪い。こういうのってアタシたちにもあるじゃない。ステージがうまくいかなかったときと同じよね。でも、アタシは暴言を吐いたり椅子をぶん投げたりはしないからご安心を(笑)。
(構成・藤井優)                    

 
                             
                                        



















 
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
         
         
         
         
         
         
         
         
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                