著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

小日向文世が照れ笑いしながら明かす 飄々とした「軽さ」を信じてくれた妻への愛情

公開日: 更新日:

「『時間よ止まれ』と思いましたよ。こんな幸せな瞬間をいつまでも味わっていたいと」(朝日新聞社「DO楽」09年8月25日)

 そこから舞台にのめり込んだ。劇団は42歳の頃に解散。この時、貯金ゼロだった。小劇場界では、名が知られた存在だという自負はあったが、事務所に所属しても、なかなか仕事は来なかった。そこからは、借金生活が始まった。

「事務所に前借り、前借り、借金。社長が『内緒だよ』って言って、借金させてくれたんですよね(笑)」(テレビ朝日「テレ朝POST」18年12月18日)

 毎日のように、妻と子供と一緒に公園に行く日々。近所の人からは「何をやっている人なのだろう」と思われていたのではないかと振り返る。そんな状況でも妻は「1日何もしてないんだったら、ちょっとバイトに行けば」などとは絶対に言わなかった。妻は小日向本人以上に自信があったのだ。彼の実力に。

「『そのうち回り始めると思っていた』って言ってました(笑)」(「テレ朝POST」=前出)

 お金も仕事もなくても、常に小日向を信じて寄り添ってくれていた妻。小日向が飄々(ひょうひょう)とした、いい意味での「軽さ」を持ち得ているのは彼女の存在が大きいに違いない。

 小日向は撮影が終わると、すぐ自宅に帰る、休みの日は一歩も家から出ないという。妻と一緒に家の中にいるのが好きなのだ。冒頭の番組で、小日向は妻への愛情を照れ笑いを浮かべながら明かした。

「たまに寝てる時に、あぁって触ってみたくなる時もある(笑)」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”