テレ東の伝説的番組「debuya」が令和に復活 石塚英彦&パパイヤ鈴木の凄さを再認識

公開日: 更新日:

「debuya」は、ネガティブな印象を持たれがちな“デブ”のイメージを向上すべく立ち上がった番組だ。ホンジャマカ・石塚英彦パパイヤ鈴木がおいしい物を食べた後に発する「まいうー」が広く世間一般に知れ渡った番組としても知られる。

「テロップ再生工場」では、巨漢のママタルト・大鶴肥満、春とヒコーキ・ぐんぴぃが“令和版debuya”を背負い復活。渋谷の街中でコーラを流し込む姿とともに「コーラはでぶの活力」、上り坂にひるむ場面で「命の危険」「でぶは助け合い」のテロップがあてられるなど、2人は次々と課題をクリアしていく。

 雑居ビル3階にある飲食店を訪れるにあたり、肥満とぐんぴぃが横並びになって階段入り口で身動きがとれなくなるシーンは「あった、あった!」と懐かしさを超えて感動さえ覚えた。こうした大柄なタレントによる連携プレーを久しく見ていなかったからだろう。

 昨今、「私のバカせまい史」(フジテレビ系)や「ダウンタウンVSZ世代」(日本テレビ系)など過去映像を使用した番組がトレンドとなっているが、新たな企画の芽は昭和や平成の時代に埋まっているかもしれないと改めて思わされる番組だった。

お笑い研究家・鈴木旭)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった