NHKは終わった! 2023年「紅白歌合戦」はまるで開き直りの“居直り強盗”

公開日: 更新日:

 2023年紅白歌合戦は「歴代ワーストになる」と書いたが、その通りになった。第1部は30%割れの29.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。今どき29%といえば、例えばスポーツ中継などでは感動ものの高視聴率となるが、紅白の29%は何の感動もない29%、ムダな29%である。

 全体が開き直り、居直り強盗のようなたちの悪い内容だった。K-POPはゼロでは無理があるからせめて1組といったら、6組だか何組だかわからないほど。ストリーミング系は全体に響かないからダメといったらいやがらせのように出演させた。これらは曲を聴いたこともない、歌詞がどれもこれも空虚、ビジュアルの区別が全然つかない、ダメでも責任逃れできるように大人数……。

 旧ジャニーズがゼロになったと思ったら、大手事務所アミューズ勢が審査員も含め何組も。歌手でもない大泉洋に歌わせた根拠が意味不明。新聞記者はアミューズ祭りの責任を問わないのか。問わないなら、旧ジャニーズが6組も出ているのに何も書かなかったのと同じ。最低視聴率を旧ジャニーズが不在だったことを理由にしている記者もいたが、出ていない連中を理由にしているのは骨までジャニーズ漬けが続いている証左。腰抜けである。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ