吉高由里子「光る君へ」は韓流ドラマっぽい? 視聴率回復で“NHK大河のジンクス”打破への期待

公開日: 更新日:

 吉高由里子(35)主演のNHK大河ドラマ光る君へ」(日曜夜8時)の第3回(21日放送)の平均視聴率は世帯12.4%、個人7.3%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)と、前回の12.0%、7.1%から戻してきた。

「予想通りですね。初回の裏番組はテレビ朝日系の『芸能人格付けチェック!』、第2回は同じくテレ朝系の『ポツンと一軒家』の特番と大人気のコンテンツだっただけに、『光る君へ』のリアルタイム視聴は《あまり期待できない》ともっぱらでした。第3回も裏にテレ朝の特番がありましたが、そこで戻してきたとなれば、今後は数字を伸ばしていくでしょう」(テレビ誌ライター)

 紫式部を演じる吉高、紫式部が思いを寄せる藤原道長役には柄本佑(37)。2人は2020年放送の話題のドラマ「知らなくていいコト」(日本テレビ系)でもコンビを組んでおり、息はピッタリだ。

「脚本は“ラブストーリーの名手”と称される大石静さん。NHK大河は、どちらかと言えば中高年男性に人気ですが、『光る君へ』は女性視聴者も取り込んでいけるでしょう。舞台は平安京ですが、貧しい下級貴族の娘が街で右大臣の三男と出会い、“御曹司”とは知らずに恋心が募っていくという設定は、何だか韓流ドラマに通じるところもある。ごく普通の家庭で育った女性が財閥の息子と街で偶然なんて、いかにもありそうなシンデレラストーリーでしょ。韓流好きも取り込めるのでは」(在京キー局プロデューサー)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因