著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

いろいろあった20代を経て、のんは弱い部分をさらけ出せるようになった

公開日: 更新日:

「なんで、あの時、まき散らしてたんだろうって」
 (のんNHK・Eテレ「スイッチインタビュー」5月10日放送)

  ◇  ◇  ◇

 2013年のNHK朝ドラ「あまちゃん」の主人公・天野アキを演じて大ブレークし、現在は俳優に加え、音楽やアートの分野でも活動する、のん。30歳を迎え、20代を振り返った一言を今週は取り上げたい。それを聞いた「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子は「まき散らす? すごい気になるんですけど!」と驚きの声を上げた。のんは「とがってたなあって自分で思う」と述懐し、こう自己分析した。

「自分の持っていた意思とか、価値観が一番正しいと思っていた時期で、だから人にもそれを分かって欲しかった。その思いがすごく強かったですね。で、それを正しいと思ってるから、そうですよねって言うこともなく、なんで分かんないんだろう、おかしいよ、みたいな態度だった」

 彼女は16年、事務所からの独立を機に芸名を本名から現在のものに改めた。「のん」に変えることに躊躇はなかったという。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった