歌手・市川由紀乃さんは2年連続紅白出場と海外公演が夢「今年80歳になる母を連れて行きたい」

公開日: 更新日:

やりたいと思ったことを言葉にする

 最近、実感しているのは自分がやりたいと思ったことを言葉にしたら実現できるかもしれないということです。なので、やりたいことは言葉にするようにしています。そうすると私自身もそうするために動くようになるし、責任があるから努力するようにもなりますからね。周りの人も力を貸してあげようと動いてくれるようになる。思っているだけじゃダメ。海外公演もそれです。

 そう思えるようになったのは一つの成功体験がきっかけです(笑)。2年前に初めて新喜劇の舞台に立つことができました。その前に、吉本新喜劇のみなさんとなんばグランド花月で共演できたらいいなと言い続けていました。川畑泰史さんや座長になられた吉田裕さん、浅香あき恵さんらみなさんと連絡先を交換して親しくさせていただき、コロナ明け前、22年に実現しました。去年は「あき恵ちゃん祭り」という公演にも声をかけていただき、ゲスト出演しました。

 新喜劇ってすごいんですよ。初日は火曜日で新しい演目が始まるのですが、ほとんど稽古をしないんです。その前の公演が終わるのが前日の月曜です。その公演後にみんなで台本の読み合わせ、1回くらい立ち稽古をしたら、初日の本番みたいな感じです。そして本番をやっている中でセリフをカットしたり、アドリブを入れたりして面白い形ができていくのが新喜劇なんですね。

 もし私がセリフを間違えても、みなさんは「間違えたらフォローするから、かめへんよ」と言いながら笑いに変えてくださる。本当に楽しいんですよ。

 ですから、やりたいことはやる、遊びたい時は遊ぶ、行きたいところがあったら行く……というようにしています。

 朝、目が覚めて行きたい劇場公演とかコンサート、映画があったら迷わず出かける。四国に行こう、京都に行こう……。新喜劇を見に行かなきゃいけないと思ったら、京都の祇園花月から大阪のなんばグランド花月に移動して掛け持ちで見る。帰りには大阪のたこ焼きを食べて(笑)。

 今年出かけたのはお笑いのライブでは関根勤さん、コンサートは角松敏生さん……。

 フラッとラーメン屋に入ったり、立ち食いソバを食べたり、回転寿司屋にも行きます。ラーメンが好きなので、ユーチューブを見て伊豆方面の行列ができる店にも出かけたりもしました。1時間並んだりするのも平気なんです。

 電車にも乗ります。まだ全然、知られていないので、気づかれることはほとんどないです。ただこの前、電車に乗ったらおばあさんに声をかけられました。「市川よしのさんですか」って。「ちょっと惜しいな」と思いながら、「市川ゆきのです」って言って。おばあさんとは「どこに行ったんですか」「買い物ですか」なんてお話をしました。

 母親と一緒に歩いていると、母親で気がつくみたいなんです。私が出演した番組で母親の写真を使っていただいたりしたので、母親の方を覚えてくださっている方がいるんですね。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」