著者のコラム一覧
井上トシユキITジャーナリスト

1964年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業後、会社員を経て、98年からジャーナリスト、ライター。IT、ネット、投資、科学技術、芸能など幅広い分野で各種メディアへの寄稿、出演多数。

トラウデン直美「おじさんの詰め合わせ」苦笑発言…男性から集中砲火を浴びてしまった複合要因

公開日: 更新日:

 自民党総裁選直前、8月21日の報道番組で歴代総裁の画像をあしらった広報ポスターについての感想を求められ、「おじさんの詰め合わせって感じがするんですけど」と苦笑したことをとがめ立てられたトラウデン直美(25)。

女性なら『おじさん』を無条件にバカにしてよいという風潮が変わるのは時代の必然」(東浩紀)といった論評をはじめ、擁護をはるかに超えて炎上してしまった。

「男がおばさんの詰め合わせと言ったら大問題」などと性差別の視点から非難が集まったのは、いくつもの“前フリ”があったからだろう。たとえば、この頃まだ川口ゆりの「夏場の男性の匂いが苦手すぎる」騒動が収まりきっていなかったこと。しまむらの関連会社が「パパはいつも寝てる」「パパは全然面倒みてくれない」「ママがいい」などとプリントしたベビー服を販売して炎上したのも7月末のことで記憶に新しい。

 さらに年初、麻生太郎自民党副総裁が上川陽子衆院議員を評して「このおばさん、やるねえ」「そんなに美しい方とは言わないけれども」と放言したことに対して激烈な批判が寄せられた。これらは、とりわけ影響したようだ。実際、こうした例を引き合いにしたコメントは多く見られたのだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲