松坂桃李「御上先生」第7話2ケタでV字回復へ 詩森ろばの“考えさせる脚本・演出”はTBS日曜劇場からの挑戦状

公開日: 更新日:

 クライマックスへと向かう冬ドラマ。全体的に視聴率が振るわない中、唯一2ケタをキープしてトップを独走していた松坂桃李(36=写真)主演のTBS系日曜劇場「御上先生」が2月23日放送の第6話で9.1%と1ケタに陥落した。が、3月2日の第7話で10.2%に戻した(関東地区=ビデオリサーチ調べ)。

「前クールの『海に眠るダイヤモンド』を上回る12%台でスタートしましたが、2ケタをぎりぎりキープしつつも、ジリジリと数字を落としていました。各話放送後のネットでの反響はダントツ、考察も活発で、これから終盤に向けて盛り上がってもよさそうでしたが、第7話で2ケタに。V字回復のきっかけとなるか、ですね」(テレビ誌ライター)

「御上先生」は、松坂扮する文科省官僚の御上孝が、高偏差値の私立高に“出向”して3年生のクラス担任となる話で、公式HPには《令和の18歳と共に日本教育に蔓延る腐った権力へ立ち向かう大逆転教育再生ストーリー!》とある。

「習慣的に日曜劇場をリアタイ視聴する、世帯視聴率に直結する中高年層には、やはり感動や共感を誘う企業モノや、緊迫とカタルシスが得られる医療モノ、事件モノのほうが見やすいのかもしれません」と語るのは、テレビコラムニストの亀井徳明氏。亀井氏は「でも、露骨に視聴率を狙いにいかずに問題提起をしていく姿勢は、全部の連ドラ枠の中でも別格の老舗、日曜劇場ならではの自負から来る挑戦だと受け止めています」と、こう続ける。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ