渋谷凪咲「地獄の果てまで連れて行く」怪演で評価爆上がり!“サイコパスドラマ”大ブームのワケとは

公開日: 更新日:

韓国ドラマの流れもあり、サイコパスものが増えていると思われます。サイコパスだと『あなたの番です』(日本テレビ系=2019年)に始まった考察ブームの伏線回収のプレッシャーがなくなり、論理が破綻していても成立する。俳優側も、極端な役はキャラとして演じやすく、見る側の印象に残りやすい。怪演と評価されても、酷評されることはなく、ある意味やりがいのある役なのではないでしょうか。ここで爪痕を残して大役に抜擢されるというパターンも多いのが特長です」

 確かに、人気ジャンルの後追いだからか、設定や映像はちょいチープながら、これを機に飛躍したい、イメージを変えたいという俳優がチャレンジしているように見える。

「俳優のネームバリューで話題性を作らなくてもいいし、大がかりなロケやセットがなくても制作できる、予算的にもやさしい面もある。それにしても、1クールに何作も放送すると飽きられてしまうので、バランスも必要だと思います」(前出の桧山氏)

 飛び道具に頼りすぎると飽きも早い。サイコパスドラマはいつまで続くか。

  ◇  ◇  ◇

 渋谷凪咲の評判は上々。●関連記事【もっと読む】佐々木希もタジタジ? 元NMB48渋谷凪咲の“主役を食う”存在感…異名は「深夜ドラマの女王」…では、渋谷の演技と将来性について伝えている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い