著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

ギラギラした若手の刺激受け ザ・ぼんちのためにある「老いてますます盛ん」の言葉

公開日: 更新日:

 そのとき出会ったのが、関西でピン芸人として活躍していた亀山房代だった。亀山から「コンビを組みませんか」と誘われ、15歳年下の彼女と周囲の反対を押し切って漫才を始めた。

 ザ・ぼんちはブレークまで10年かかった。「まさと・亀山」は3年で結果を出す。反対された分、まさとは燃え「三年間で、10年分の稽古」(同前)をして研鑽。上方お笑い大賞・金賞や上方漫才大賞を受賞するに至った。だが、まさと・亀山は、亀山の妊娠を機に解散。50歳になった、まさとは、おさむとザ・ぼんちを再結成した。

 しかし、16年のブランクは想像以上に大きかった。「昔のネタを引っぱり出せばすぐいけると思うたけど、いけませんでしたね。50歳になったら50歳の漫才をやらんとあかんのでしょうね」(小学館「NEWSポストセブン」24年2月18日)と、まさとは回想する。

 新しいマネジャーからハッパをかけられ、稽古に励み、単独ライブなども開催。若手が出る劇場にも参加するようになった。「吉本の沼津の劇場とかや大宮の劇場に出たらギラギラとしている人ばっかり。あれが今回出るきっかけになった」(フジテレビ系「THE SECOND2024 ノックアウトステージ32→16」24年3月24日)と、「THE SECOND」への挑戦を昨年から始めたのだ。

 まさに生涯漫才師。「老いてますます盛ん」という言葉はザ・ぼんちのためにあるかのようだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    新木優子と結婚した中島裕翔は大正解! 吉田羊との“合鍵愛”報道から10年目…

  3. 3

    二軍で塩漬け、移籍も厳しい…阪神・梅野隆太郎に残された“代打の神様”への道

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  5. 5

    連続出塁記録に黄信号…ドジャース大谷翔平の本拠地6連戦が“鬼門”になるワケ

  1. 6

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  2. 7

    中島裕翔に新木優子と熱愛報道 ファンから囁かれるHey! Say! JUMP脱退の背景と“問題児”の過去

  3. 8

    広瀬すず 映画賞受賞ラッシュでも残された大仕事「大河ドラマ出演」への“唯一のネック”

  4. 9

    完全復活を遂げた吉田羊と"7連泊愛"中島裕翔の明暗…恋路を阻んだ"大物"による8年前の追放劇

  5. 10

    トランプ大統領に「認知能力低下」説が急浮上 タガが外れた暴言連発で“身内”MAGA派からも正気を疑う声