森保ジャパン“消化試合”豪州戦の見どころは1トップ争い 14選手入れ替えフレッシュメンバーで臨む
2026年北中米W杯アジア最終予選は残り2試合。5日に豪州と戦う日本代表は2日、試合会場のパース市内で現地初練習を行った。
すでに世界最速でW杯本大会出場を決めている森保ジャパンにとっては消化試合。森保監督はFW上田綺世、三笘薫、堂安律、伊東純也、MF守田英正、田中碧、DF板倉滉といった主軸の欧州組を招集せず、3月シリーズから14選手を入れ替えた。初代表7人、最終予選初招集4人とフレッシュなメンバーで臨む。
アジアのライバル国は「日本は消化試合を二軍メンバーで戦う」などとコメントしているが、それでも見どころはある。
レギュラー1トップとして君臨してきたFW上田のいぬ間に今季ドイツ1部に初挑戦して11ゴール.2アシストと目覚ましい活躍をみせたFW町野修斗が下克上を起こすか、である。
「上田は相手ゴール前でポスト役を忠実にこなしながら、体勢を崩しても強引にシュートに持ち込む。しかも、そのボールが速くて重く、対戦GKが『アジアレベルを超えている。屈強なアフリカ選手並み。手首が折れそうになる』と漏らすほどですが、欠点は代表でも所属するオランダ1部フェイエノールトでも好不調の波が大きく、右足首や左太ももの肉離れなど故障がちなところ。身長185センチ、体重81キロと上田(182センチ、76キロ)をサイズで上回る町野は、前線でアクティブに動きながら味方から好パスを引き出し、どんな体勢からもボールをゴールに流し込むプレーが持ち味。独1部の今季最下位チームで好機も少ない中、2ケタのゴールというのも点取り屋としての勝負強さ、決定力の高さを物語っている。残り2試合で1トップの序列が変わるかも知れません」(サッカー関係者)
上田は代表31試合で14ゴール。町野は6試合で3ゴール。実績は上田に軍配が上がるが、下克上の可能性はある。