メンタルヘルステクノロジーズ 刀禰真之介社長(1)若乃花・貴乃花兄弟を育て上げた明大中野相撲部監督が担任教師

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 厚生労働省の調査によると、メンタルヘルスの不調によって連続1カ月以上休業、もしくは退職した従業員がいた事業所の割合は13.5%。企業の損失は休職者の年収の3倍にも及ぶとされ、対策は急務になっている。休職者リスクが右肩上がりで増大する中、各企業に社員の心の健康を保持するための施策を提供しているのがメンタルヘルステクノロジーズだ。急成長し、3年前には上場を果たしている。

 同社を率いる創業者の刀禰真之介社長(45)は1979年7月、神奈川県川崎市登戸で誕生した。上に姉が2人、下に弟が1人。「姉たちの母は早くに亡くなり、父は再婚し僕らが生まれた。母は違っても、とても仲のいいきょうだい」だという。

 小学校は地元の公立。5歳から公文に通っていたが、小5からは中学受験を目指し、専門の塾に行くようになった。

「父に勧められたんです。オマエには大学の付属校が向いている。そうした学校なら好きなことができるよと」

 どこにでもいる普通の少年だったと振り返る刀禰氏だが、成績は良かった。ただし、かなり偏っていた。算数だけはできたが、他の科目はたいしたことがなかった。

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