オリ九里亜蓮 相撲協会コラボイベント日に「電車道」でメッタ打ちKO…交流戦で“初日発進”ならず
初日の軍配は西に上がった。
交流戦で行われる、パ・リーグ6球団と相撲協会のスペシャルコラボ。その第1弾となる「京セラドーム大阪場所」が3日、初日を迎えた。
本場所さながらに呼び出しの重夫が「ぴっちゃ~~~~、う~~ら~~~、う~~ら~~~」と名乗りを上げる中、マウンドに立ったのが地元大阪出身の業師・宇良。振りかぶって投げたボールは打者の背中側に大きく逸れるワンバウンドとなったものの、スタンドは大盛り上がりだった。
こうして始まった“本場所”だが、初回にオリックス先発の九里亜蓮がいきなり広島の打者9人に3失点と、ヨーイドンで勝負が決まる“電車道”。結局、5回12安打4失点とメッタ打ちにされ、KOされた。
「さすが、昨季まで九里が所属していた古巣ですね」と、セ球団スコアラーが言う。
「九里は内角のシュートと外角の変化球を駆使して、ゴロを量産する投手。シュートで詰まらせてもいいし、内角を突いた後に外角のボールで引っかけさせてもいい。当然、それは広島も熟知している。この日は追い込んでからも外角のチェンジアップに合わされ、12安打中6安打が内野安打だった。五回は内野安打3本で1失点でしたからね」