ユタ州の米国立公園で崖から116メートル転落した猫が奇跡の生還!
今年4月、米ユタ州ブライスキャニオン国立公園で起きた転落事故で、飼い主のカップルは亡くなったが、116メートルの崖を一緒に落ちた12歳の猫が奇跡的に生き延びた。先日、猫を救出した捜索隊のヘリコプター操縦者の女性に引き取られることが決まり、悲劇的な事故における明るいニュースとして話題になっている。
この猫は、トラックで移動生活をしていた男性マシュー・ナンネンさん(45)とパートナーの女性ベイリー・クレーンさん(58)が飼っていた12歳のメスのタビー猫「ミラージュ」。2人とミラージュは同公園の展望台の柵を乗り越え、崖から転落し、4月29日に遺体で発見された。
その近くに落ちていたペットキャリーの中で、ミラージュが軽傷を負っていたものの生きていたのだ。
その後、ユタ州の動物保護施設「ベスト・フレンズ・アニマル・サンクチュアリ(BFAS)」で手当てを受け、完全に回復。先日、救出活動でヘリを操縦していたユタ州公安部のチェルシー・トゥガウさんに引き取られることになった。
他の2匹の猫と1匹の犬と一緒に暮らしているチェルシーさんは、「ミラージュを家に連れて帰れて本当にうれしい。この子には、穏やかな老後を怠惰な猫として幸せに暮らしてほしい」と語った。
写真はミラージュを抱くチェルシーさんだ。