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ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

羽田美智子さんの天然ボケ、剛力彩芽さんの身体能力の高さにビックリ

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 剛力彩芽さんは、もうその身体能力の高さでアクションからダンスまでキレッキレで、渡辺リーダーとコンビで、女優にあるまじきコミカルな動きも見せて大活躍だ。何よりもっとセレブ的な人を想像していたのだが、全然そんなことはなく、気さくでフレンドリーな性格で驚いた。

 まだ始まって何日だが、この時期は芝居がどんどん変わる。ウケがいまいちなら、座長で演出の三宅裕司さんが、すぐにセリフや動きを修正する。3時間の芝居を自らもやった後に、その動画を家に帰ってからまた3時間見て、翌日には変更が伝えられるのだ。こうして日々ブラッシュアップされて芝居がどんどん面白くなっていく。場面が全て変わってしまうこともある。10日ほどして、変更がなくなったら、三宅さんの「よし、出来た」の声がかかる。大袈裟ではなく、初日と千秋楽ではかなり芝居が違う。

 今回私は全ての場に出ていて、今までで一番忙しい。1幕と2幕の間の休憩以外、楽屋には帰れない。それでも全員の役者と絡み、セリフも大量で頑張っている。存在自体は地味だが、みんなをまとめる扇の要のような役だ。たしかに要は風は起こさないが、なければみなバラバラになってしまう。そんな存在感のある役をいただき光栄である。

 こないだは、ちょっとセリフが真っ白になり、大声でキレて、思い出すまでごまかしたり、昇太さんなんか、明かりがついたら、いなきゃいけないのにいなかったり。ハプニングもまた楽しいですね。

 ぜひ、ご覧ください。27日(金)まで。

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