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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

趣里はバレエ留学後に旧大検に合格 役者志望が多い明治学院大文学部芸術学科に進学

公開日: 更新日:

 大学受験といえば、父の水谷も深い因縁がある。テレビの中で人が動くのが不思議で、この箱に入ってみたいと12歳の時、児童劇団に所属する。2年後、手塚治虫原作の連続ドラマ「バンパイヤ」(フジテレビ系)のオーディションを受け主役に抜擢。高校1年の秋から翌春まで放送は続いた。当初の目的を果たし、やりきったと感じた水谷は劇団を辞め、大学受験を目指した。「特に数学はよく出来たと聞いている」と話すのは水谷が通った私立大成高校(東京・三鷹市)の元教員だ。

 しかし、受験に失敗。自信があっただけにショックだった。傷心の水谷は家出。たどり着いた山中湖のレストハウスで住み込みで働かせてもらう。2カ月後、自宅に戻った水谷に再び、テレビから声がかかる。芸能界に復帰する気はなかったが、アルバイトのつもりで出演した。その後、萩原健一主演の「傷だらけの天使」(日本テレビ系)に起用された。そして26歳の時に始まった「熱中時代」シリーズ(同)で主役を務め大ブレークを果たす。「どんなにスターになっても俯瞰で自分を見られる人」と評するのはベテランの芸能記者だ。


「冷静すぎるところが欠点かもしれない。前の奥さんのミッキー・マッケンジー(「熱中時代・刑事編」で共演)に対しても、日本で一緒に住もうとは強く言えず、別居が続き離婚することになった。相手任せなんです。娘の趣里に対してもそういうところがある」

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