須賀健太が「天才子役」を脱皮して悟った真摯に向き合うことの大事さ
「調子乗ってたんで……プライドがありましたね。ここでは本気出せねえって」
(須賀健太/テレビ朝日系「耳の穴かっぽじって聞け!」5月19日放送)
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4歳の頃にデビューし、いまや芸歴26年にもなる須賀健太(30)。子役として活躍していた頃、学芸会でやる演劇はどうしていたのかを聞かれ、子役ならではの自意識を冗談交じりに吐露した発言が今週の言葉だ。
子役の場合、親の勧めでその道に入ることが多いが、須賀の場合は完全に自発的だったという。特撮ヒーローが大好きで、「ヒーローたちに会いたい、助けられたい」と思い、新聞に載っていた募集に応募した(東京都江戸川区「TOMONI」24年9月24日)。
彼の名を一気に広めたのは、7歳の頃に出演した香取慎吾主演のドラマ「人にやさしく」(フジテレビ系)だろう。香取らの家に転がり込む少年の役を演じ、高く評価された。第1話が放送された翌日には、学校の教室の前に人だかりができたという。その後も映画「ALWAYS 三丁目の夕日」(05年公開・東宝)や「花田少年史」(06年公開・松竹)に出演し、天才子役などと呼ばれていた。