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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

須賀健太が「天才子役」を脱皮して悟った真摯に向き合うことの大事さ

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 だが、高校生になると子役時代のイメージが足かせとなり、仕事が激減していった。子役仲間たちも辞めていく中、須賀も今後の人生について考えたという。そのときに改めて「『やっぱり現場って楽しいんだな』とか『芝居をしたいな』って強く感じることができた」(ローソンエンタテインメント「クランクイン!」17年7月16日)。

 転機になったのは、20歳を前に出演した映画「スイートプールサイド」(14年公開・松竹)だった。松居大悟監督に「新しい須賀健太を見たい」と、ボロクソに言われつつも、それまでとは違うやり方にしがみつきながら演じ(マイナビ「マイナビニュース」16年5月27日)、新境地を切り開いた。この頃から、規模の大小は関係なく、「俳優として一つのイメージにとらわれず、いろいろな面をみてもらいたい」(「クランクイン!」=前出)とチャレンジングな役柄を積極的に受けるようになった。

 そして彼の新たな代表作が生まれる。それは舞台。ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」だ。20歳から21歳になる頃に主演に起用されると、「2.5次元なめんなよ」という意気込みで演じ、大人気舞台へと成長させた。主演を“卒業”後の2023年には同舞台の演出まで手がけるようになった。

 彼は長い芸歴の中で悟った。「ターニングポイントになる瞬間って、そう思って取り組むよりも、物事に大小をつけずに真摯に一生懸命向き合うことが、一番大事」(フジテレビ「めざましmedia」23年6月10日)なのだと。

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