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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

中学受験で慶応普通部に合格した「マドラス」御曹司・岩田剛典がパフォーマーの道に進むまで

公開日: 更新日:

 名古屋の市立小学校に通っていた岩田少年は、中学受験のために学習塾に行き始める。成績はトップクラスだった。母の期待通り、慶応普通部に合格。上京し、母と2人で暮らすことになった。「母思いの岩田ですが、反抗期だったのか、口げんかをして壁を殴り、穴を開けてしまったこともある」(芸能記者)という。

 内部進学した慶応義塾高校ではラクロス部に入り活躍。U-19ラクロス日本代表の候補にもなった。3年生の時に見た「RIZE」という米映画が人生を変えることになる。ロサンゼルスのスラム街でダンスに人生をかける人々を描いたドキュメンタリーだ。慶応大法学部に進むと迷わずダンスサークルに所属。クランプと呼ばれるストリートダンスに熱中した。

 とはいっても、ダンスで食べていくような発想はまったくなかった。就職活動もやっていた。すでに内定をもらっていた4年生の7月、ダンスを通して知り合った二代目J SOUL BROTHERSのメンバーのNAOKI(小林直己)から声をかけられる。三代目のオーディションがあるから受けてみないかというのだ。

 とにかくトライしてみることにした。まだ、その時は深く考えていなかったのかもしれない。もし合格したら、内定をくれた企業に断りを入れなければいけないことも、あとから気づいた。岩田は内定者たちのLINEグループのリーダーもやっていた。9月に岩田の合格が発表された。母に伝えるとショックで泣き崩れてしまったが、もはや引き返すことはできなくなっていた。

 現在、岩田はマドラスの1ブランドでクリエーティブディレクターを務めている。将来、家業を継ぐのか、ずっと芸能界で生きていくのか、悩ましい選択が待っている。

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