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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

永野芽郁「再起」への険しい道…9年前のベッキー不倫騒動とかぶって見える

公開日: 更新日:

 不祥事を起こしたタレントが元通りの活躍をすることが大変難しい時代になってしまったが、僕が思うに、今から9年ほど前のベッキーの頃に始まったようだ。当時、超売れっ子で毎日のようにゴールデンの番組に出演していたベッキーが不倫問題で番組を降板。仕事復帰しても元の番組には戻れず、5年ほど経って事務所を退社してから少しずつドラマに出演している。

 当時のベッキーの取材対応と、その後に報じられた不倫相手とのLINEの内容にギャップがあり、信頼を得にくくしたのが影響した。今の永野と重なって見えるところがある。

 そこで思い出すのが美川憲一だ。不祥事を起こした後に再起した際、美川は逃げることなくワイドショーなどの取材を受け、本音で対応した。この姿勢を続けたことで、時間はかかったが、芸能界の“ご意見番”というポジションに長く君臨できた。

 少なくとも本音でウソさえつかなければ、積極的とまでは言わないまでも、支持してくれる人が出てくるのではないか。

 もはや永野は“清純派”でもないだろう。大人の女優としての演技を見せて欲しい。

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