吉沢亮は業界人の評判はいいが…足りないものは何か?
知り合いの映画プロデューサーによると、「泥酔不祥事はよくある話」とのことで、被害者が許しているのであれば、あまり目くじらを立てることでもないという。
「吉沢は普段はおとなしいし、イケメンだけど普通にどこにでもいる好青年。ところが、役に合わせてメーク・衣装を整えると演技力で別人のようになる。主演だけでなく、殺人犯も悪役も何でもできる俳優です」
普段は目立たない青年と聞いて、騒動の隣人も「吉沢とは知らなかった」と言っていたのだから笑える。
もっとも、ここが昔の大スターとは違うところ。故・渡哲也さんについて石原プロの幹部がこんなことを言っていた。
「渡が演技派だとは言わない。うまいとは言えないが、渡の存在感は凄い。そこにいるだけで十分なんだ」
確かに、渡さんだけでなく、僕が見てきた里見浩太朗や松平健は時代劇の主演ではなく、現代劇ドラマで脇役をやらせても抜群の存在感で主役以上に目立つ。彼らは隣人に気づかれるどころか、レストランに入ってきただけでも他の客が一斉に振り向く。
僕はスターにはこの存在感というのが大事だと思う。現在、映画やドラマに主演している俳優たちには、ここが足りないと思うのだ。
吉沢もこれから数々の作品に出演していく中、うまい役者より存在感のある役者になっていってほしい。