菅田愛貴の魅力は、昭和世代にも刺さる懐かしさとエモさを秘めていること
最近は個人でのテレビ出演も増えて、2024年10月から2025年3月まで「ラヴィット!」(TBS系)にラヴィット!ファミリーとして単独出演して(7~9月はグループとして出演)、バラエティー番組との親和性の高さを見せた。
3月放送の「上田と女が吠える夜」(日本テレビ系)では、菅田愛貴が涙を流しながら、アイドルファンが推しているグループを応援するためにほかのグループを下げるコメントをする風潮に「イライラする」と訴えて、ピュアな涙がネットニュースになった。
かつて2010年代にAKB48が国民的人気を集め、いろんな女性アイドルグループが誕生した頃は、グループや自身の知名度を上げるためにバラエティーで爪痕を残そうと頑張りすぎて、悪目立ちしたりキャラに合わない毒舌を吐いたりするアイドルも少なくなかった。
しかし、菅田は、アイドル界全体のことを考えている平和主義者で、いつもナチュラルにバラエティー番組の空間にたたずんでいる姿が、彼女らしさなんだなと思う。
菅田愛貴は、新世代だが、持ち味の中に「かわいい」の王道・原点に立ち戻ったような、懐かしさとエモさを秘める。だから、昔、昭和時代のアイドルが好きだった年齢層の人にも、彼女の魅力が響くはずだ。