自民党はいつまで愛子さんを中ぶらりんにしておくのか…「女性天皇」の議論まったく進まず

公開日: 更新日:

 小泉進次郎の父親、小泉純一郎は首相時代の2005年、有識者会議に女性・女系天皇を容認する報告書を提出させたが、秋篠宮家に悠仁さんが生まれたためそのままになってしまった。だが、保守派の安倍晋三元首相も「愛子天皇」は容認していたと、安倍と親しかった元NHK記者・岩田明子が文芸春秋で明らかにしている。

 石破茂首相が「女性天皇容認」派であることはよく知られている。国民だけでなく、主要な政治家たちも愛子天皇実現に賛意を表明しているのに、国会に提出された有識者会議の「安定した皇統を維持する解決策」についてさえ、まったく進展していないのである。

 ウルトラ保守派たちは、明治時代につくった皇室典範を不磨の大典のようにありがたがるが、これも1947年に昭和天皇の意向により改訂され、一夫一婦制の原則を尊重し、「側室制度」を廃止しているのだ。

 2024年10月に国連の女性差別撤廃委員会(CEDAW)は、日本の皇位継承制度が男系男子のみを継承者と定めていることに対し、女性差別撤廃条約に違反するとして皇室典範の改正を勧告した。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・田中将大はヤンキースに未練タラタラ…「一途な200勝男」は復帰願望を周囲にこぼしていた

  2. 2

    阪神・才木浩人はドジャース入りで大谷と共闘の現実味…「佐々木朗希より上」の評価まで

  3. 3

    カムバック星野監督の“2カ月20kg”の無茶ぶりに「嫌です」なんて言えるはずもなく…

  4. 4

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  5. 5

    高市早苗氏は頼みの党員・党友支持に急ブレーキで決戦シナリオ破綻…陣営が迫られる「地獄の選択」

  1. 6

    不世出のストライカー釜本邦茂さんが草葉の陰から鹿島18歳FWの「代表入り」をアドバイス

  2. 7

    国民民主党“激ヤバ”都議に「免許不携帯」疑惑 日刊ゲンダイの直撃にブチ切れ!【動画あり】

  3. 8

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  4. 9

    そうだ、風邪をひけばいいんだ!減量に行き詰まった末、裸同然で極寒の庭へ飛び出した

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇