「ケイゾク」後の中谷美紀が斬新な学園ドラマに

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 日本テレビ系「どっちの料理ショー」、TBS系「渡る世間は鬼ばかり」、フジ系「とんねるずのみなさんのおかげでした」という人気番組がひしめく中だったから、スルーした人も多かったかもしれない。でも、ネットではそこそこ賑わっていた。

 当時のセオリーなら、主人公が活躍して生徒や学園の問題を解決するものだが、このドラマ中谷美紀はカウンセラーとして未熟な上に熱血でもなく、生徒のことを何ひとつ解決できなかったのが斬新。そして、教師役の松重豊が生徒役の栗山千明のカラダをいやらしく触りまくり、水川あさみが美人局をしたり、宮崎あおいがレズビアンになったり、三船美佳がドラッグに手を出したり……本人が、じゃなくて役として。まあ、生徒役のひとりが放送期間中、実際に薬物で逮捕されたのも確かだけど。

 今年の夏ドラマでは磯村勇斗がスクールロイヤーを演じた「僕達はまだその星の校則を知らない」(カンテレ、フジ系)があった。こちらも従来の学園ドラマのセオリーとは離れた面白さで評価も高かったようだけど、四半世紀前のテレ朝ドラマの新しさも今でも通用するように思う。むしろSNSが盛んな今ならもっと注目されたかも。いや「HERO」より面白いと思う人は、きっといるはずだ。

(テレビコラムニスト・亀井徳明)

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