「ケイゾク」後の中谷美紀が斬新な学園ドラマに

公開日: 更新日:

 日本テレビ系「どっちの料理ショー」、TBS系「渡る世間は鬼ばかり」、フジ系「とんねるずのみなさんのおかげでした」という人気番組がひしめく中だったから、スルーした人も多かったかもしれない。でも、ネットではそこそこ賑わっていた。

 当時のセオリーなら、主人公が活躍して生徒や学園の問題を解決するものだが、このドラマ中谷美紀はカウンセラーとして未熟な上に熱血でもなく、生徒のことを何ひとつ解決できなかったのが斬新。そして、教師役の松重豊が生徒役の栗山千明のカラダをいやらしく触りまくり、水川あさみが美人局をしたり、宮崎あおいがレズビアンになったり、三船美佳がドラッグに手を出したり……本人が、じゃなくて役として。まあ、生徒役のひとりが放送期間中、実際に薬物で逮捕されたのも確かだけど。

 今年の夏ドラマでは磯村勇斗がスクールロイヤーを演じた「僕達はまだその星の校則を知らない」(カンテレ、フジ系)があった。こちらも従来の学園ドラマのセオリーとは離れた面白さで評価も高かったようだけど、四半世紀前のテレ朝ドラマの新しさも今でも通用するように思う。むしろSNSが盛んな今ならもっと注目されたかも。いや「HERO」より面白いと思う人は、きっといるはずだ。

(テレビコラムニスト・亀井徳明)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網