「『勝ち組』なんて言葉を初めて聞いた時には『バカじゃねえの?』と思った」

公開日: 更新日:

「勝ち続ける奴が偉いんだ!」と言わんばかりの時代になってしまった

 正に、日本の音楽制作の進化に歩調を合わせつつ楽曲づくりを進めていったタケカワさん。その集大成とも言える、自身のソロデビュー50周年を記念するアルバム「GLORY!」が今年6月7日に発売された。新曲ばかり20曲の日本語版と英語版の計40曲で構成される4枚組のアルバムで、作詞は日本語版をタケカワさん本人が担当。英語版は「走り去るロマン」の時からタケカワさんに歌詞を提供している奈良橋陽子さんと、タケカワさんの四女・武川アイさんだ。日本語版と英語版の1曲目はアルバムのタイトルにもなっている「GLORY!」(日本語版では「グローリー!」)だ。日本語版の歌詞には「勝ち続けることに意味なんかないぜ」「勝ち続けるだけじゃいつか倒れるぜ」といった、「継続的な勝利」に関するフレーズが目立つが、その意図についてタケカワさんは語る。

「僕らが子供の頃はそんなことはなかったのに、最近は何だか、『勝ち続ける奴が偉いんだ!』と言わんばかりの時代になったように感じます。それこそ、『勝ち組』なんて言葉を初めて聞いた時には、『バカじゃねえの?』と思ったものです。だから、『glory』(栄光)は、そんなこととは関係ないところにあるんだよということを表現しようと思いながら歌詞を書きました」

■2年ぐらいしたら新たに40曲ぐらい作れているかも

 アルバムには他にも、47年前の1978年に誕生するも、これまで日の目を見てこなかった「ベルサイユの花」という楽曲も収録されており、こちらもお勧めだという。直近の目標は「GLORY!」の楽曲を、できるだけたくさんの人々に聞いてもらうことだというが、「2年ぐらいしたら、新たに40曲ぐらい作れているかも」とも笑顔を見せたタケカワさんは、最後にこう語った。

日刊ゲンダイ50周年おめでとうございます! 是非、100周年に向かって進んでいただければ。私自身がデビュー100周年の122歳を迎えられるかは正直分かりませんが、私もそれを目標に頑張っていきたいと思います。どちらも朽ち果てることなく、精進していきましょう!」

タケカワユキヒデ 1952年、埼玉県生まれ。東京外語大在学中の75年にソロデビュー。デビュー50周年記念アルバム「GLORY!」(ディスク1&2=英語バージョン、ディスク3&4=日本語バージョン。税込み1万円)が発売中。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    萩本欽一(11)ひとりぼっち寂しく貧乏飯を食べながら「先生も同級生もバカだな」と思うことにした

  2. 2

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 3

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  4. 4

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  5. 5

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  1. 6

    あのちゃん追い風だった女優業に暗雲の炎上!「嫌いな芸能人」発言で反撃される痛恨

  2. 7

    出口夏希の“男選び”がもたらす影響…伊藤健太郎との熱愛報道と旧ジャニファンが落ち込む意外

  3. 8

    仲間由紀恵46歳の“激変ふっくら姿”にネット騒然も…紆余曲折を経てたどり着いた現在地

  4. 9

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 10

    高畑裕太の“緊急声明”で蒸し返された千眼美子(清水富美加)との「異常な距離感」と“米粒騒動”

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  2. 2

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 3

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 4

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  5. 5

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

  1. 6

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 7

    あのちゃん追い風だった女優業に暗雲の炎上!「嫌いな芸能人」発言で反撃される痛恨

  3. 8

    高市首相応援議連「国力研究会」発足 “大政翼賛会”に入会しなかった70人と主な議員の名前

  4. 9

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に

  5. 10

    出口夏希の“男選び”がもたらす影響…伊藤健太郎との熱愛報道と旧ジャニファンが落ち込む意外