及川光博「ぼくたちん家」はBL好きが離脱で評価二分も…白鳥玉季の抜群の存在感に《末は大河か朝ドラか》

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 最初から男性同士のドキドキ胸キュンシーンが満載だった「40までに」とは違って、「ぼくたちん家」は恋愛描写が少なく、11月9日放送回でようやく手を握るシーンが登場した。ある女性誌の編集者はこう話す。

「周囲のBL好きたちに聞いてみると、『ぼくたちん家』を楽しみにしていたものの、1、2話を見て《思ったのと違う》と離脱したようです。想像よりBL要素が薄かったのが原因のようですが、BL好きではない私にとっては、そこがいい。ゲイの人や“腐女子”だけに向けたわけじゃなく、すべての生きづらさや不公平感を感じている人たちに送るメッセージが込められていてジ~ンとすることも」

 レビューサイトFilmarksでの評価は5点満点で3.7(17日現在)とまずまず。《観ていて心がほっこり温かくなる》《視聴率こそ取れないけど名作の予感》なんて支持者も目立つ。

 ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏は「クセになる静かな面白さの中に、押しつけがましくないトーンで問題提起をしているのがいい。主要キャストの中では、及川さんが達者なのはもちろん、白鳥さんのツンとすました生意気な少女役が抜群です。少女から大人の女性へ成長する少し手前の何かと揺れる危うい様子を繊細に演じている」と話す。

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