著者のコラム一覧
一雫ライオン作家

1973年、東京都出身。明治大学政治経済学部2部中退。俳優としての活動を経て、演劇ユニット「東京深夜舞台」を結成後、脚本家に。数多くの作品の脚本を担当後、2017年に「ダー・天使」で小説家デビュー。21年に刊行した「二人の嘘」が話題となりベストセラーに。著書に「スノーマン」「流氷の果て」などがある。

(117)誰かが隠蔽したかったのか

公開日: 更新日:
イラスト・宮坂猛

「……誰かが、なにかを隠蔽したかったのでしょう。だから事件化されなかったんです」

「……え」

「十二の眼が言うことが本当なら、坂口麻奈美さんは矢島に誘われて、いわゆるスポンサーたちに会っているはずです。例えばそれが矢島紗矢と同年代の、金持ちの息子たち──という可能性も… 

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