(50)胃ろうを考える時期が来た…老人ホームに入居してから1年

公開日: 更新日:

 母が民間の有料老人ホームに入居してから1年が経った。入所時の介護度は「要介護2」。レビー小体型認知症の症状のうちのひとつなのだろう、無表情で、言葉を発することもなく、こちらの話が通じているのかもわからなかった。ただ、そのときはまだ、自分の足で歩き、両手を使って食事もできていた。

 その後、パーキンソン症状が進行し、歩くことも、手を動かすこともできなくなった。ついに四肢マヒ状態で寝たきりとなり、食事は全介助に。のみ込むことはできていたが、やがてそれすらも難しくなっていった。

 ある日、施設に通う主治医から電話があった。胃ろうを考える時期が来たというのだ。母はかねて、延命措置はしてほしくないという意思をはっきり示していたため「しなければどうなりますか」と聞いたところ「餓死するということですね」という。その言葉に強い衝撃を受けた。

 動揺する私と、医師の間にケアマネジャーが入ってくれた。胃ろうの前に経鼻経管栄養という措置をしてはどうかという。ただし、どちらにしても医療的ケアが可能な別の施設に移らなければならない。今の施設では継続的な医療行為はできないからだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも