ランニングで故障しないために…絶対押さえておくべきこと 米国家資格認定トレーナーに聞いた

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 ランニングは健康面でのメリットが複数ある一方で、やり方によってはケガや故障の原因になる。タレントの松村邦洋さんが東京マラソン出場中に急性心筋梗塞で倒れ、心肺停止状態に一時陥ったことを思い出す人もいるだろう。どういうことに注意すべきか? 米国の国家資格であるBOC認定アスレチックトレーナーで「SyncBody」代表の三田タカシさんに聞いた。

 まずは、ラン初心者や長らく運動から離れていた人が注意すべき点だ。

「こういった人がいきなり走り出すと、体の準備不足とフォームの不安定性のため、体への負担が大きくなります。“歩いては走る”を1対1の割合で交互に繰り返すようにしてください」

 5分ほど歩き、5分ほど走る。ラン初心者では距離にこだわるのではなく、走ることに体を慣らすことを目標とする。

「だれかと会話をできるくらいのゆっくりしたペースを目安とします。このペースで楽にこなせるようになったら、時間を7分、10分と延ばしていきます」

 継続させるには、「ラン=楽しい」と思えることが重要。ランが習慣化している人に「最初どうやって走るようにしたか?」と聞くと、「好きな音楽を1曲聴いている間走り、次の1曲は歩くようにした(1曲はだいたい5分以内)」「桜や紅葉の季節に走り出した」「友人や家族とおしゃべりしながら走るようにした」「観光とランを組み合わせた」など。

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