著者のコラム一覧
多賀一晃生活家電.com主宰

大手メーカーで商品開発、企画を担当後に独立。「生活家電.com」主宰。

ジャパンモビリティショーで「LDK+」披露も…シャープEV事業で見えた半歩先の不安

公開日: 更新日:

 シャープの現在のコーポレートスローガンは「ひとの願いの、半歩先。」。「オリジナル」を貫いてきたシャープらしいフレーズだ。

 商品コンセプトに市場ニーズを織り込み、商品化するとき、どの程度「進化」させるべきか。人によって意見はさまざまだろう。そのままだと他社とかぶる可能性があるし、かといって一歩先に行き過ぎると、多くのユーザーはピンとこない。方向性が正しいかどうか判断できなくなるからだ。そこで重要になるのが、多くのユーザーが理解できる「半歩先」という距離感だ。

 かつてのシャープは、他社がまだ手を出していないデバイスを開発し、そこから商品を発想することが得意だった。代表例が「液晶ビューカム」と「液晶テレビ」である。ビューカムは、今では当たり前となった「液晶画面を見ながら撮影する」ムービーカメラの先駆けだった。

 液晶パネルの需要を拡大したいというシャープの思惑と、「のぞき込みながら撮るのはいや」という女性ユーザーの声が合致して誕生した製品でもある。結果、よく売れ、その後のムービーカメラ市場の仕様を変えるほどのヒットとなった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒