(3)「お薬手帳」目からウロコの賢い使い方

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「お薬手帳」は薬の重複や危険な飲み合わせを防ぎ、薬剤師が適切な服薬指導をするのに欠かせないアイテムだ。

 薬局に処方箋と一緒に出せば医療機関や担当医名、処方内容などの情報が記されたシールを貼り付けてもらえるので、病歴や薬歴が把握でき自身の健康管理にもつながる。

 手帳はほとんどの薬局で無料配布しているため、取りあえず持っているだけで満足している人も多いだろう。

 それに対し「もっと積極的に活用すれば大きな財産となります」と話すのは、患医ねっと代表の鈴木信行氏だ。

 まずはメモ欄に自身の情報を書き込んでいくことから始めることを勧めている。

「たとえば医師に確認したいこと、付けられた病名、薬に対する疑問、アレルギーの有無。血液検査などのデータも貼り付けておくといいですね」

 これを実践することで診察室での聞き忘れを防止し、医師も患者の姿勢に一目置いてくれる。薬剤師は処方箋を見ただけでは類推するしかない病名を事前に把握でき、よりよい服薬指導をしてもらえる。疑問やアレルギーも先にわかっていれば時間の節約にもつながる。いいことずくめだ。

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