著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「占領下の日本社会」(25)天皇にも「武士道」を説いた岩田宙造という文官

公開日: 更新日:
軍人に失われていった「武士道」は文官へ。組閣本部を訪れた岩田宙造司法省(1945=昭和20=年10月8日、外相官邸)/(C)共同通信社

 大東亜戦争調査会による戦争原因の調査、そしてそれと軌を一にして進んだ「戦犯自主裁判構想」案、いわばそれは車の両輪であった。

 責任を明確にし、その責任者には応分の責任を取らせる。幣原喜重郎内閣の閣僚たちには、そうした意思が明確に存在していた。私はそれを「文官による復讐」と… 

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