米ツアーシード落ちで最終予選会へ…渋野日向子に“国内女王”佐久間朱莉は「お手本」になるか

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 最後の「調整」だ。

 20日開幕の「大王製紙エリエールレディス」(愛媛・エリエールGC松山=6595ヤード・パー71)は、来季の国内シード選手が決まる大事な試合。さらに、ポイントランクトップを独走する佐久間朱莉(22)は単独34位以上で「年間女王」が確定する。

 その佐久間と予選ラウンドで同組になったのが、主催者推薦で出場する渋野日向子(27)と西村優菜(25)。前週、米ツアーでシード落ちした人気選手2人が、今季4勝の“国内女王”とのラウンドとなれば、初日から最大の注目組となることは間違いない。

 12月4日からの米ツアー最終予選会に挑む2人にとっては、今回が最後の実戦。5日間90ホールを戦う過酷な「試験」の前に、何かしらの手応えを掴んで海を渡りたいところだろう。特に、シード入りを狙った最後の試合で予選落ちした渋野は、その思いが強いはずだ。

「そうあって欲しいですが」と、ツアー関係者がこう言う。

「今年は米下部ツアーで戦い、来季のレギュラーツアー昇格を決めた原英莉花(26)も前週、予選で佐久間と回った。2人はジャンボ尾崎の教え子です。原は妹弟子のプレーに『すごみが増した』といって脱帽していました。具体的には、ドライバーは飛ぶし、アイアンのスピンコントロールも巧み。ピン位置が左サイドでも、ピンの左に思い切って打っていける。その技術と勇気に感心していました」

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