「NHK紅白歌合戦」若者が見なくなったと言われるのはなぜだと思いますか?
紅白歌合戦は、若者が見なくなったのではないと思います。正確に言えば、あまり誰も生放送では見なくなったのではないでしょうか。もっと言えば、NHKですらあまり生放送で見てもらいたいとは思っていないと思いますよ。出演者一覧を見てもらえれば分かります。
出演者の出演回数を見てもらうと、大部分が1ケタで、あとはだいたい「20回越えのベテラン」ばかり。明らかに「お年寄りと若者だけを意識したキャスティング」と言えるでしょう。でも、これじゃ誰も生放送で最初から最後まで見ようとは思わないはずです。
まずはお年寄り。知ってる顔が間に挟まってはいるものの、大部分は「誰だこれ?」という人しか出てきません。「どの出演者を見ても、知らないしおんなじような感じの人ばかりで、見分けすらつかないよ」という人がまあ6〜7割です。眠くなって途中で寝てしまうか、はじめからお年寄りにターゲットを絞ったテレ朝の『ザワつく!大晦日』ないしはテレ東の『孤独のグルメ大晦日スペシャル』あたりに雪崩をうってチャンネルを変えるでしょうね。
■狙いは「NHK ONE」の利用者を増やすための話題性


















