著者のコラム一覧
鎮目博道テレビプロデューサー、コラムニスト、顔ハメ旅人

テレビプロデューサー、コラムニスト、顔ハメ旅人。テレビ朝日で社会部記者を経て、報道・情報系を中心に番組ディレクター、プロデューサーを務め、ABEMAの立ち上げに参画。2019年8月に独立。近著に『アクセス、登録が劇的に増える!「動画制作」プロの仕掛け52』(日本実業出版社)、『腐ったテレビに誰がした? 「中の人」による検証と考察』(光文社)、メディアリテラシーについての絵本『それウソかもよ? うちゅうじんがやってき た!のまき』

「NHK紅白歌合戦」若者が見なくなったと言われるのはなぜだと思いますか?

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■狙いは「NHK ONE」の利用者を増やすための話題性

 30代〜50代くらいの視聴者にとっても、極端に「若者&高齢者シフト」で編成された番組はなかなかつらそうです。グルメ好きはテレ東へ、お笑い好きはフジへ、TBSは何をやるのかまだ分かりませんが、その3局あたりを見たほうが楽しそうですよね。

 じゃあ若者が生で見るのかというと、まあ見ないでしょうね。そもそも家族と一緒にテレビを見たりしませんよ若者は。せいぜい配信であとで見るくらい…というか、それがNHKの狙いなわけですよ。もうはっきり言ってNHKは紅白で高視聴率を稼ごうとは思ってません。生で見てもらうより、話題になるような演出をして、あとから配信で見てほしいわけです。

 要は10月に始まったばかりの「NHK ONE」の利用者を増やしたいというのと、「若者にも受信料を将来にわたって払い続けてもらうために、『配信でも面白いコンテンツを提供してますよ』とアピールしたい」というそれだけのためにNHKは紅白をやるというのが本音ではないでしょうか。

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