松任谷由実「納税額が最高時から8000万円もダウン」のナゾ…今年も「恋人がサンタクロース」の季節到来
「納税額1593万円でした。3年間、同じような額が続きます。この頃のユーミンは、11月か12月にアルバムを発売し、その前後から全国ツアーを翌年まで開催しています。コンサート本数は同じくらいで、アルバムの売り上げが多くなる年もあったのに、最高時と比べ、8000万円近くも納税額が減りました」
いったい、何が起きたのか。考えられる理由は2つあるという。
「86年の秋から始まったツアーでは製作費4億円をかけています。当然、経費で落とせますから、一気に額が減ったのでしょう。この年は所得税の最高税率が70%、個人住民税を加えれば最高で88%が税金に取られた。納税は国民の義務とはいえ、働けば働くほど税金に持っていかれると、勤労意欲を失うでしょう。ユーミンの収入はアルバムなどを購入してくれたり、コンサートに来てくれたりする人のおかげですから、豪華な演出でファンに還元した。本人もファンも得をする最高の節税の仕方だと思います」
もう1つ、86年に夫の松任谷正隆が音楽学校「マイカ音楽研究所」を開校している。これも、節税に役立ったとみられる。


















