著者のコラム一覧
牧村康正ジャーナリスト

1953年、東京都生まれ。立教大学卒業後、竹書房に入社し、漫画誌、実話誌、書籍編集などを担当。立川談志の初の落語映像作品を制作。実話誌編集者として山口組などの裏社会を20年にわたり取材。同社代表取締役社長を経て、現在フリージャーナリストとして活動。著書に「ごじゃの一分 竹中武 最後の任侠ヤクザ」「『仮面』に魅せられた男たち」(ともに講談社)などがある。

坂本龍一「“戦メリ”が変えた景色(2)映画音楽を通じて、制約のなかに新たな可能性を見いだした

公開日: 更新日:
坂本龍一さん(左端)とベルナルド・ベルトリッチ監督(前列=2013年のベネチア国際映画祭にて)/(C)ゲッティ=共同

 一九八六年、坂本龍一はイタリアのベルナルド・ベルトルッチ監督から「ラストエンペラー」への出演オファーを受けた。役どころは、満州国で暗躍する陰の実力者・甘粕正彦である。

 甘粕は憲兵大尉だった二三年九月、関東大震災の混乱に乗じてアナキスト・大杉栄、伊藤野枝らを殺害、遺体を遺… 

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