赤坂サウナ事故では店側が"監修"のジローラモの関与を否定…「名義貸し」する芸能人のリスクと責任
■女性芸能人プロデュースのダイエットサプリに厳しい声も
また、最近はウェブCMの女性芸能人プロデュースとうたうダイエットサプリを勧める動画が話題になっている。SNSや商品サイトには、効果だけではなく、解約トラブルなどの口コミも多く動向が懸念されている。もし、PRする商品などで事故が起きた場合、仮に"名前を貸しただけ"だったとしてもタレント側に法的責任はないのか。
「単純に広告塔としてCM起用されるだけなら、基本的にタレントが責任を負うことはありません。ただ、『監修』『プロデュース』となると、事故が起きた時に利用者(被害者)はタレントのブランドが使用の動機になった、と訴えられる可能性はある。名義貸しのみで本当に何もしていないのか、実際に経営側に提言もしているのかなどを問われ、場合によっては関与した度合いや報酬額なども考慮されます。たとえば監修本で名誉棄損が発生した事例で、監修者の名前が売上のアップに影響することが前提にあるとみなされ、監修者も責任を問われたケースがあります。いずれにしても有罪か無罪かの判決は状況によりますが、被害者から訴えられるリスクはある。タレント側は、会社やブランドをしっかり見極める必要があります」(弁護士の山口宏氏)


















