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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

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 最近の脇役はかつてと違い、主演実績がありながら主役をサポートする脇に回っていることが特徴。年末公開の映画でも「ラストマン」には福山雅治の元恋人役で宮沢りえが出演。「緊急取調室」には佐々木蔵之介が襲撃犯役で天海祐希と対峙する。

 吉永小百合のように主演にこだわる俳優がいる一方で、作品、役に応じて柔軟にこなす脇役も出てきたことが映画界に活気を与えているという。

「近年の邦画のヒットは俳優にも刺激を与えている。映画は興行成績がわかるし、海外進出もあれば、日本アカデミー賞など各賞の発表もある。俳優としてのやりがいはドラマよりもある。積極的に出演する人も増えたことで、作品、役に合うキャスティングがしやすくなった」(映画関係者)

 4月公開予定の綾瀬はるか主演の「人はなぜラブレターを書くのか」には菅田将暉妻夫木聡が脇を固める。脇役の充実で来年も邦画界の好調が続く。

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